敷金礼金ゼロにデメリットはない?

最近見かけるようになってきた敷金礼金ゼロの入居者募集。初期費用が確実に安くなりますから、利用者にとっては嬉しいことですが、デメリットはないのでしょうか?敷金礼金ゼロの物件を契約する時に気をつけておきたいことについてお話しましょう。

■敷金礼金をゼロにして大家さんは困らない?
近年、賃貸物件の数は行き渡り、ともすればライバル物件と競合することになり、借り手市場の傾向にあります。
大家さんとしては、空室リスクをどのように埋めるかが死活問題となっています。
もし、あなたが大家さんなら①~③のどの方法を選びますか?
① 大々的に修繕費をかけて差別化をはかることで入居者をゲット。
② 激安家賃で入居者をゲット。
③ 敷金礼金をゼロにして初期費用の負担を軽くすることで入居者をゲット。
①は出ていくお金が大きそうですし、家賃の値上げが伴いそうです。よほど立地が良くて、リフォームや設備の入れ替えで高い家賃が取れるケースでなければ収益が減ってしまいます。
②は値下げした家賃を元の水準に戻すのは難しく、長く住んでくれるほど損失が増えていきます。本来8万円の家賃を5,000円下げたとしたら、年間6万円の差ですが、更新しながら5年住んだ場合、30万円の差が出ます。
はじめに16万円分無料にしたとしても、その後家賃8万円のまま5年住んでくれたら、16万円の収益減で済むわけです。
そう考えると③の敷金礼金ゼロは大家さんに取って悪くない話です。

■敷金礼金ゼロの注意点
敷金を預けている場合は、退去の時に原状回復費が発生した時に、費用を差し引いて戻ってきます。
敷金を預けていない場合は、実費を支払うことになりますが、きれいに使っていて、過失がなければ原状回復費はかかりませんから、支払う必要はありません。
契約時に、特約などでクロスの張替え費用を持たなければならないですとか、国土交通省のガイドライン以上の費用負担を承認している場合には、請求されたら支払うことになります。
契約を結ぶ時に、契約書をしっかり読んでください。

■契約内容をしっかり確認できれば問題なし
敷金礼金なしの物件探しをするなら、悪質な特約などが含まれないように良心的な契約を調整してくれる不動産業者を選びましょう。
スタッフが地元に住んでいて、管理もあわせて行っているようなところなら、評判を落とすようなことはできません。
オーナーと、入居者の双方にメリットが出るようにうまく話をまとめるのが上手でなければ、悪いウワサが出て、やっていけなくなるからです。
敷金礼金ゼロの物件探しは、物件管理も手がけていて、信頼できる業者に相談しましょう。

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